せめて、人間らしく

 一体、ハンドルネームというものは、どうなっているのでしょう! そう、ハンドルネームが通常の人間の名前としての体裁を保っているものならまだ誤魔化しようがあるのですが、ハンドルネームには明らかに人間じゃない名前なども多く、例えばそういった方々は、僕にはまったく悪気は無いのだけどインターネット以外の人に紹介できません…(僕も昔、よかれと思って人間の名前ではないハンドルネームを付けていたことがあり、しかし、それでいてハンドルネームで紹介などされようことを想像しようものなら割と鳥肌が立ちました。そう考えると、お互いの幸福のため、ハンドルネームは無難なものを付け、無難でないものはどうにかして隠蔽すべきなのでは…?なんてこともちょっと思います…)。つまり、その人を紹介することにより、自分がインターネット、あまつさえ、サイト、をやっていることがそこから露呈しひどいことになるからです。つまり自分や他人のハンドルネームを隠蔽するのは自己保身ですが、同じような状況ならばみなさんそうするのでは? しない? ほんとうに?
 以下、ありがちですが惨劇とされるケースをあげてみましょう。惨劇ではないんじゃぼけえ!と言われたらごめんなさいします。

①非インターネットの友人・知人と一緒の時、自分あるいはネット友人・知人のハンドルネームを呼ぶ/呼ばれる。
②恋人がハンドルネーム(まあ、「恋人がサンタクロース」みたいなものかもしれません)。
③本名を知ってもハンドルネームのイメージが強いため、一向に馴れず、ついついハンドルネームで呼ぶ/呼ばれる。①、②と関連性がある場合が多いと想定される。
④ハンドルネームしか名前を知らない人を、何かの事情で非インターネットの友人・知人に名前付きで説明しなくてはならない時、言いよどむ惨劇。
⑤友人の名前が揃いも揃って人間の名前ではない、などといった惨劇。

 などなど、なんていうか、ハンドルネームは、あだ名として実社会上で誤魔化すには強すぎる名前だと思うんですよね…。なんでこんなこと書くかというと、僕はネットなんてやってないし、サイトも持っていません!という自己欺瞞的スタンスを保持するためのいましめ・確認です。そう、うっかりすると自分のインターネットっぷりが実生活上で露呈してしまうことを恐れ、その恐怖、別にそれら惨劇を僕が実際に体験しているわけではないのですが、しかしそれを心に刻むためなのです!っていうか今日更新しすぎなのでやはり自分はインターネットな人なんだなあという感じですね。