二月二十一日:読んでいる経済の本がとても面白いです。
経済の本を読んでたら面白くて、また、懐かしくなったので昔話をひとつ。
その昔、ふまじめな経済学部の学生で、卒業直前や卒業してからそのふまじめさ加減を悔いていたという、ある種典型的なコースを辿った学生だった関口さん(という名前にしたんだった…)は、経済原論Ⅰ(マクロ経済)の試験に、徒手空拳もいいとこ…といった知識で臨みました。テスト当時の彼の対試験用主要武装は、IS-LM分析の説明がかろうじて出来る、というなんとも心細いものでしたが、それさえ出来れば生き残れる、と専らの噂がありましたし、過去十年ほどのデータ(過去問)もそれを否定していないように見えました。
その彼の淡い、二月の東京に降ってはすぐに溶けてしまう細雪のような希望は、学生のレベル低下、出席率低下、ふまじめさなどに大立腹した経済学部教授・O氏による突然の試験傾向大幅改革、(主に学生側の)痛みを伴う構造改革により脆くも崩れ去ることとなり当時の関口さんの心胆を大いに寒からしめたのですが、それはまあ別のお話。ともあれ、「今読むと」経済の話はとても面白いです。学生の頃は興味が薄かったけど、今はやはり実際に働いてるということもあって、興味深く読むことが出来ます。
まあ、ここで「何故当時やらなかったのか!馬鹿!滓!ANPONTAN!」と、かつてのふまじめさを嘆いても、時間さんはその不可逆っぷりで有名なので残念なことに戻れませんし、僕がふまじめだったことが遠因で出会えた人々(インターネットの人たちとかが特にそうですね。まっとうに勉強してすぐに就職して…ってやってたら、多分僕はこういう形でサイトをやっていません)もいて感謝というかよかったなあと思うこともそれなりにありますので、それについては自分の中で不問に付し気味です。勿論、ちゃんとやってたほうがいいと思いますけど。あたまわるいのって切ないですから…。
ちなみにインターネット、そしてサイトは自分にとって…そうですね、やってると生活の乱れなどにはじまり色々あるけど、諸々様々含めて、やってよかったなあと思っています。いろんな人に会えたし、いろいろ体験出来ました。僕の特性上、インターネットをやっていた方が良かったように思います。
って経済の話がいきなりインターネットの話になっているのが変ですけど、今日は空き時間に本を読んでて、経済の面白さ、なつかしさ、そしてインターネットのことなどについて考えていました。空き時間見つけて携帯からちまちま打ってるので、この辺で。帰ったら加筆とか修正とかします。