ハッ!ピ〜!、そして「That Joke Isn't Funny Anymore!」

■二月二十七日
 金曜ときたら関東某所に軟禁され、研修というものを受けきた。品川駅より出発、途中、時間があるのでメモ帳にメモ書きをしたり、読みかけの本を読んだり、研修で自己紹介しなければというので何を言うかを漠然と考えたりして、現地に到着。
 研修自体は四時間ほど。しかしその他、恐らく発話時間の総計が五時間ほどに及び、ロード・オブ・ザ・リングもかくや…といった長大な趣のある、マイ・ボスのある意味ジャイアン・リサイタル的な説話やら何やらを受けつつ、温泉に浸かったりしていて、時間的にはかなり詰まっていたのだが、実は今回の宿泊先はおよそ四年前にとある合宿(今回のとはまた別口)で使用した場所と同じであり、食事も同じメニュー、従業員にも見覚えがあるという既視感ぶり。既視感というか実際に既視・既知の場所だったのだけれど。でもまあ、研修全体としてはなかなか、退屈とか苦痛でもなかった。午前四時半過ぎ就寝。

■二月二十八日
 午前八時起床、よく起きることが出来たものだと思う。二日酔いで頭が痛い。ビールとワインをちゃんぽんで飲んだのがやはりいけなかったのだと思う。朝食を摂り、しばらくして、帰路につく。電車内で同期の人といろいろ話しつつ、数時間で横浜へ着。一時間ほどぶらぶらし、携帯電話の機種変更をしたいので参考にとヨドバシなどを覗く。見るとauコーナーが以前よりもだいぶ幅を取っている。昨年来、携帯電話市場ではauの猛威が吹き荒れているようで、携帯電話を使い始めの頃からのvodafone(かつてはJ-PHONE)ユーザーである僕はなんだか肩身が狭い。それと最近のvodafoneはろくなデザインの電話がない。ここはJ-PHONEの頃から、良い時と駄目な時の差が激しいところだなと思う。結局機種変更はまだしていない。
 家に帰り一時間ほど睡眠。そして用事があったので再度横浜へ。モンティ・パイソンの、ハリウッドボウルのDVDが欲しくて探したんだけど見あたらなかった。こりゃもうアマゾンしかないか…と思った。
 前々から行きたいと思っていた店に行き食事を。ここの素晴らしいところは、チーズが豊富、というか、デザートに至るまでチーズを使った料理が豊富であるところ! 前に書いたような気もするけど僕はチーズが好きで、チーズが使用されているだけでその料理に対する評価が否応なく上がってしまう、という案配の人間なのでこの店はまさに願ったり叶ったり。かなり食べてついでにお酒も飲んで、それでも安い、というのも好感触だった。
 そして横浜からの帰り、近所の公園で梅を観つつ、その他はいろいろ。光に浮かび上がる白梅は、細く入り組んだ枝に氷や雪の結晶が宿っているようで綺麗。しかし同時に、夜観る桜は「夜桜」と言うけど、夜観る梅は「夜梅」と言うのだろうか、その読み方は「よばい」なのだろうか…といったくだらないことも考えた。ともあれ、先日からの疲労を抱えつつも、素敵な夜だったと言える、と思う。