銀のピアスにそっと 口づけてアイロニー

 この週末はというと、ビデオ観たり家にベッドが来たりハロモニ観てたり服買ったりしてたら週末が終わってた!という、一瞬で過ぎる泡沫の夢のような驚愕の時間経過があったみたいなのですが、なんだか信じられません。ただ、どうもさきほど6時間ほど打ち合わせがあったりしたことや、いま仕事をしているということを考えると多分今日は月曜日で、よくは憶えていないものの週末は確かに逃げ去ったようです。ひどい。あたしの週末を返して。あたし時間に玩ばれた…。と、それはともかく、週末日記を書くととんでもなく長くなりそうなので、以下観たビデオ、買ったもの、ハロモニに関する雑感のみを書きます。

■ビデオ雑感
●ヴェルクマイスター・ハーモニー
 自分が「現実である」と認識している世界から、認識可能(だと思っている)な範囲だけれど決定的にずれたもの(あるいはずれているのかわからないが違和感がある)を描く、という感じの題材は僕のかなり好むところなのですが、この作品も大枠でそんな印象であり、やべーいいなあとうっとりしました。暗い話だとは思うので、うっとりという言葉の使い方は間違っている気がします。ふわふわとした不安感の粉塵が空気に混じっているけれどその進行を止めることは誰も、というか主人公含め「しない」し出来なくて、何かの切欠で発火する、そしてその後、についてが映像化されているように感じました。どうにもならない感が迫ってくるのが良かったです。って、さっきから何書いてるのか、自分でも大いに間違ってそうな気がとてもします。わけわかんない感想ですみません。なお、広場のシーンがあったのですが、それがとてもいい…いや、いいというか…僕の中にある、とあるイメージがかなり具象化されていたので、参考になったなあという感じです。あとは、観て、そうそうわかりやすい話でもないので、まあ僕もよくわかんねえなあ、ってちょっと思ったりしたので、作品の解釈、ということについても少し考えました。誰かが何かの作品を(自分たちが解釈している形で)解釈できない≒観れてない、とする向きは程度の違いがあれ結構いるように思うけど、やっぱそういう考え方があまりわかんないなあ、とか。解釈してはいけない!とも別に思いませんけど。

ロシュフォールの恋人たち
 ミュージカル映画。ずうっと前々から観よう観ようと思っていて、ついに観た作品。本当、もっと早く観ておけば良かったと思いました。素晴らしい音楽に乗った素晴らしい幸福の素晴らしい封入感、素晴らしいの三連呼をしたいです。

■買ったもの
●BOφWYスコア「BEST+3」とピック
 BOφWYのバンド・スコア。ギターもう一度ちゃんとやろうかなあ、弾けたらいいなあ、と思っていたのと、まずはBOφWYだべ!?といった理由から、古本屋で購入。BESTと言うのだから、BOφWYのBESTという時に支配的な選曲、つまり「B・BLUE」だとか「ONLY YOU」だとか、「IMAGE DOWN」だとか、その辺りの曲が入っているのかと思ったんですけど、「MASS AGE」やら「LONDON GAME」やら「Let's THINK」なんかが入っていてびっくりでした。誰のベストなんだろう…。いや、でも、これで練習して、押尾さんのようなTRUE ROCK STARを目指してがんばります!練習時間はたぶんありません。

●昔のロッキング・オン
 1978年12月号。松村雄策が出したレコードの広告が載ってて、そのプロデューサーが渋谷陽一っていうのはまあそうだよなという感じでしたが、キャッチコピーとして「マッキー・ショック!」なんて恥ずかしめの言葉が書いてあったので、もしかしたらいじめなのかなあと思いました…。あと渋谷陽一やおい雑誌に対して、「同性愛者にとって性の問題はまさに切実なものだが、連中には切実さがない!」という感じの論調で怒ってる原稿が載ってて興味深かったです。

●古着とTシャツとズボンと私
 「と私」などと書いたものの、実際問題「私」を買ったわけではありませんが、事実買ったものとしてまずは古着。大学1年くらいの時期、古着をよく買っていて、まあそれは安物買いの銭失いを体現しているような結果になったんですけど、それを忘れたのか、久々に買ってしまいました…。買ったのは、なにやらわからない素材で構成されているポロシャツ、のようなものです。なにやらわからない服なのでなにやらわからないうちに買ってしまいましたが、それにしても古着ってどうして似たような匂いがするのかなあ。
 次にTシャツ、はというと、まあ普通のTシャツです。ので省略。
 そしてズボンは、ユナイテッドアローズのもの。若干、自分の胴回りのサイズを示す数字が以前より上がっていたようで心中穏やかではありませんでしたが、気を取り直して購入。

ハロモニ
 道重さんが石川さんを言葉で突付いて、石川さんがそんな道重(自分を邪魔する存在を殺すことに躊躇が無さそう(←これはBOUGENです。すみません!))さんに返答して、さらに藤本さんに追い討ちのダウン攻撃を喰らう、みたいな構図が見れたのですが、それが気になりました。石川さん…。