機械により浮かび上がる嗜好、あるいは、わたしはいかにしてモーニング娘。を「取捨選択」したか

ttp://takahashi-ai.vop.jp/ranking/morning/cgi/m1gp.cgi
 このリンク先では、上記の恐るべきスクリプトにより、つまり「機械」により、モーニング娘。の順位付けが行われる。しかしそれは機械が選んだのではない。2人のモーニング娘。―――元も含む―――のうち、あなたはどちらを選ぶのか?という間断なき、容赦なき取捨選択を、機械に強いられる形を取りながらも、その実それは「あなた」が選んだものになるのだ。この単純で、仮借なき選択は、突き詰めて言えば「選択される」瞬間、決定を下す瞬間の、言うまでもなくわたし(たち)が日常行っているあの行為を想起させる。選択は責められるべきか? 支配的な意見は恐らくノーだ。わたしたちはこのように、愛情を注いでいると自称するものにすら、日々その刃を向けているというのに。換言すればコストとベネフィットの関係から導き出されるであろう、すべての選択に関わるその選択方法を、その方法自体をわたしは否定しないし受け入れるが、このように愛(あるいは信仰である場合もあるだろう)を注ぐと自負/自称するものに対してすら日常的に行われている意識的/半ば無意識的な選択に対し一抹の後ろめたさ―――あるいは冒涜とすら思う者も中にはいるかもしれない―――があるのは、自らの立場が存在する位置を聖と俗の二項関係へと意図的に落とし込み、その上で「聖なるもの」へと留めておこうとする、隠蔽を伴った自らの感情の動きから来るのではないのか? わたしはそう感じ、しかし、それに抵抗しようと「敢えて」このスクリプトを実行させた、というわけではない。わたしは「楽しんで」いたのだ。

 わたしの結果を以下に示そう。そう、つまりこれは言わば、残酷なオタクのテーゼだ。ここにおいて少年は神話にならない。ただ神話化された少女たちを、心のうちに並べなおすのみである。

ttp://takahashi-ai.vop.jp/ranking/morning/cgi/m1gp.cgi?mode=rank&no=1029

1 石川梨華 18
2 後藤真希 17
3 藤本美貴 16
4 亀井絵里 15
5 矢口真里 13
6 紺野あさ美 13
7 辻 希美 12
8 田中れいな 10
9 飯田圭織 10
10 市井紗耶香 9
11 加護亜依 9
12 安倍なつみ 8
13 吉澤ひとみ 6
14 道重さゆみ 5
15 小川麻琴 4
16 新垣里沙 3
17 保田 圭 2
18 高橋 愛 1
19 中澤裕子 0

                • -

結果寸評:まあ冒頭の外人記者が書いたフットボールコラム的文章を壊滅的に適当に書いたようなものは調子に乗って書いただけなのでさておき……亀井キャメイさんが予想以上に高く、ベスト4入り。矢口さんを超えるとは思わなかった。俺そんなにキャメイさん好きかなあ? や、まあ好きか。ちなみに上位三人はすごい心当たりある。この順番で相違ない。自分の場合、石川さんだけが突出してて、他の4期メンバーはそうでもないのだなあ。そ、れ、と、中澤さん、ごめんなさい…。なんでかなあ、気分にもよると思うのだけど、一番下になるとは思わなかった。いやこんなはずでは…




「いいえ、これがあなたの選んだ世界、そのものよ」