So, Let's get married!

 イギリスから帰ってきたので日記を書きます! そういや今ふと思ったんですけど、そして滞在中にはまったく調べることが出来なかったんですけど、イギリスのブログ界隈ってどうなっているんでしょうね。たとえば日本におけるそれみたいに、なんやかやとメタ議論が起こったり、または日本で古より連綿と続く「非モテ系日記」のように、「Hi(greetings), I'm George of anarchy in U.C.(This is an omission of "Your Cunt")! Don't you think "SE" is short for "Sex Engineer"?:-) Well...Also today, I'm absolutely not popular and definitely virgin!:-(」みたいな日記をイギリスで目にしたら僕は確実に笑う自信がありますが…どうなんでしょう…。日記は国境を越えるのでしょうか…?

 で、これから日記を書こうと思うんですが、一回の日記で全部書くとべらぼうに長くなりそうなので、何日かにわけて書きますよ。まずは5月5日、結婚式の日から。写真とかは後日載せていきたいと思います。

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●5月5日の日記

・式直前
 この日は自分達の結婚式でした! 朝早くに電車で元町に移動して、港の見える丘公園へと続く坂を登り、式が行われる教会に着いたらまずは着替え。男の方の着替えなんてものはものの数分で終わるので、非常に手持ち無沙汰になってしまいましたが、煙草を吸ったりして過ごしていると自分の家族や妻の家族が到着したので挨拶など。
 しばらくして、ウェディングドレスに着替えた妻と、教会へ向かいました。僕の服はモーニングだかタキシードだか、まあそういう感じのやつで、せいぜい褒めるとしたら「馬子にも衣装」くらいの言葉しか見当たらない惨状だったとは思いますが、もちろん、妻の方は綺麗でした。

・結婚式
 パイプオルガンの鳴り響く中、式が行われました。常々、キリスト教はほんとおもしろいっていうか、いやおもしろいとか言ってちゃいけないとも思うんですけど、なんかものものしさとかがすごくて、ああこりゃあ聖性とか涜聖がどうこうとかいう話も出てくるよなあ、と思っているのですが、まあそういうのはさておき、教会の雰囲気にはビシっとした心持ちになりましたし、また緊張もしたのですし、そして、おっしゃ一丁愛とか誓ったろうじゃん?などと思うのでした。
 なお、事前に入籍はしていた僕らでしたが、いままでテレビや友人・親戚などが行っている式しか見たことがなく、自分たちが式をするなんて初めてだったため、やべー俺今結婚している、なんてな感じで、ああ結婚したんだなあとより認識できましたし、結婚式は挙げて良かったな、と思いました。

 ところで、式が終わって披露宴までの間、教会の近辺、横浜の山手あたりをオープンカーなリムジンで一周する、っていうこともやりました。これがまたとても良い気分。道行く人の注目を集め、「おめでとう!」なんて言われたりして…つまり道行く人が親切で感動的な出来事となりましたのでザッツオーライ!でしたよ。We've just married!

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・披露宴
 そして披露宴は、教会の隣のゲストハウスにて。ごはんが美味しそうだったんですが、そこはそれ、僕ら新郎・新婦はそれらを食べている暇があまりなく、親戚や友人に挨拶をして廻り、ちょこちょこ酒など飲み、そのたびに写真を撮られまくりました。招待客の方ばかりではなくカメラマンさんもすごい勢いで写真を撮るし、まったく文字通りの意味で「客寄せパンダ」と化していた僕らでしたが、しかしゲストの方々は概ね楽しんでいてくれたようで、良かったなあと思います。ちなみに、これは式の時も思いましたし、妻も賛同してくれたことなんですが、こういう時は、僕らも嬉しいのは確かなんだけど、周りの方がやたらテンション高いっていう状況になりがちだと思うので、その辺、ちょっと不思議な気分に。っていうか、無事終わるのだろうか、とか、がんばらなきゃ、なんてことの方をより考えている気がするので、そうなるんだと思いますが。いや、同時に、楽しいものだったんですけど。楽しさ、疲れ、緊張、楽しさ、などが混在している感じでした。

 披露宴では何か二人でやろう、と前々から決めていたので、余興として、僕がギターと歌、妻がピアノで、クラプトンの『Wonderful Tonight』を演奏しました。ところどころ間違えたけれえども、まあ…許してくださいといったところ…。でも、結婚式前の深夜にスタジオに二人で練習に行ったのですが、その成果はひとまずあったかなあ、と。その日は練習後に吉野屋で牛丼をかっ食らったんですが、なんか学生バンドの練習帰りみたいな感じだったので良い思い出です。
 さて、最後に新婦父挨拶、新郎父挨拶、新郎挨拶と続き、披露宴は終了しました。ゲストハウスの出口で引き出物をお渡ししつつ、お見送り。その後妻の財布がうっかり妻のお母さんに持ってゆかれて追いかけるなどのサザエさんライクなハプニングもありましたが、無事取り戻せたので家に帰って旅行の最終準備。ちなみに、そういや旅行会社に連絡してないことがあったのではないか、などと不安要素にもその時気付き、主に僕の所為なので泣きそうになりましたが、結論から言うと次の日普通にイギリスへ出発できたので良かったです…。しかし、この時はまだ、僕らは、というか僕はイギリスの真の恐ろしさを知らぬままだったのでした!というわけで次回、「見知らぬ、天井」。次の日記も、サービスサービス!

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 ここで一日目の日記終了です。明日からはイギリス新婚旅行日記を書きます!