最低なれピンクパンク

 近頃は、会社内で結成された、フットサルという貴族の遊びを嗜むチームに無理くり参加――つまり円滑な社会生活/会社生活のため、フィッター、ハピヤー、豚、檻の中の豚、抗生物質漬けの豚――することで社会的スキルというか会社的スキルがめきめき上昇していると評判の僕ことサラリーマンさんなのですが、サラリーマンさんはいかんせん体力がないのでフットサルとか正直つらい。要するに僕の場合、練習、試合、などをこなすと、もう身体は悲鳴をあげるどころか、おやこんなところで虫さんが息をしているよ、といった黄泉路感溢れる状態の手前くらいまでにはなり、例のo、r、zという文字が直列に繋がった結果出来上がる噂のシルエット、件のポーズを自動的に取ってしまうくらい体力的にやばいところにきています。これは成人病ももうすぐかもわからんね。

 しかしまあ、休日の午後にフットサル…とか、自分でやっててすごい違和感があるのですが、どうなのでしょう。健全なのかもしれませんが、何かが、何かがおかしいのではないか。このところ、仕事とかいう名称の天照大神さまの機嫌が悪かったせいか心に負荷がかかり、utsu.jpなる謎の文字列をブラウザに打ち込むと表示されるページをふらふらとブックマークしてみたり、麺かつ樽な感じの本を読んだりと生来のエヴァっ子っぶりを発揮しつつあるので、それこそフットサルやってる市井の知らない人たちとか眺めてるとなんていうかこう、あれらは自分とは壁を隔てて向こう側の世界だなあとか思ってしまったりもして…そうなると…やっぱり僕は、いらない子供なんだという気分にもなり……。いや、雲行きがあやしくなってきたのでここらで世界の中心でアイを叫んじゃうような記述をやめますが、だいたい、練習場所が、二子玉川なんていうプチブル感溢れる場所だったのがよくなかったと思うんですよね。まったく…あそこにいたブルジョワジーは持ってる金を僕に寄越すべき。全部。すると僕はきっと家とか買っちゃったりするのだけど、そしたら今度は僕がブルになるってことで、諸行無常の再生産。資本主義は止まらnight! ていうかちょうど今、僕は自分のしたわけでもないことで頭を下げるという非常に格式高い仕事に従事しているのですが、ひょっとしてブルジョワになったらこういうことしなくてもええのんか?