ツンデレの耐えがたい軽さ

 Hi!日記です(ハンドルネームを日記に変えたのでダブルミーニング)。Yatto Nikki Ga Kakeru…。YOU、日記書いちゃいなよ、と心の中のジャニーさんがお許しになったので、書きますね。というのも先週からずっと、まあ妻には非常に悪いのですが、僕はとあるツンデレっ子に夢中になっており、いや、夢中にさせられたと言うべきでしょうか、結構な日数にわたって朝帰りというていだったからです。古来より日本では、ツンデレっ子世にはばかる、などとと申しますが、まさにその通り、なかなか離してくれないものですから…彼女は……彼女、表面上はかなりツンツンしてるんだけど、実はデレデレなのか、ずっと僕にくっついてきて、本当に困ったものですよ。とはいえ僕も妻ある身、やっぱ隠し通すのはいろいろつらいし、誠実ではないので、ちゃんと日記で公表しますね。すまない妻。ソーリー妻。そのツンデレっ子の名は、仕事ちゃんといいます。下の名前が労働ちゃんだったかな…。案外可愛いですよ、まあ正直、給料くれる時とか。


 嘘です。ホントはそんな可愛くないです仕事労働ちゃんは。ただ、まあ正直給料くれる時だけはかわいい、みたいなことを書くと、字面としてまるで、たとえば性の交りの気配が漂う時だけやさしいアイツ、みたいな、「それはちょっと」な男性≒僕という印象を与えてしまいかねませんので、“この私”という“SONZAI”はそのようなものではないですゾ…?と強く主張したいところですし、そういう印象を与えるのはそもそも本意ではないのです。だからこのように、現実同様、というか現実が投影される場であるところのWebでの自己保身・自己に対する印象操作に余念がない僕のことですから、「日記界」――それは想像上のものだけれど、しかしある種の書き手や読み手にとって確かな肌ざわりや匂いを伴ってしまう――における不文律「What You Write Is What You Are」に従い、エクスキューズも忘れません!


 つまり、日記を読む上で、「作者の死」だかなんだかよく知らないのですけれども、そういうのは概ねそのような読み方が出来ると仰られてる方の身や、“都合のいい場合”の上にしか発動しないと思うのであって、往々にして、僕によって書かれた日記は、「あなたにとっての『僕』」「あなたがそうであると思いたい『僕』」に関する印象をどうしようもなく形作ってしまう気がしています。そして、ひとたび印象操作に失敗すればWeb的死すら迎えてしまう…というのが僕が5年以上見てきた日記界のザ☆暗黒面なわけで、だって、殺人代行サイトに殺人依頼したけれど殺してくれない…というので警察に詐欺被害を訴えた女性が逮捕されたというニュースが今テレビで流れていますが、そのことからもわかるようにインターネットはとってもこわいこわいもったいないお化けよりこわいのであって、まあだからインターネットで下手なことを書くとそれは書き手自身を蝕み現実界にも影響を及ぼしかねないのがなんともにんとも破滅へのカウントダウン風味漂うブロークンハート風情なわけですけれども、あと、先ほど書いた「ちゃんと日記で公表する」という表現が我ながらあまり意味がわかりません。


 それはさておき、id:lalaさんより「フェチバトン」という、連邦のモビルスーツは化け物とか言い出したくなるくらい強力なバトンが、トラックバックなる名称のブロガー教に伝わる秘儀を介して飛んできましたので、慎んで解答させていただきたいと思います。これに回答すると、僕の即物的俗物めいた人間性の露呈とか、小学生脳に基づく発言が臆面もなく飛び出すなどのお茶目なイベントフラグが避け難く立つものと思われるため、やはりid:farrahは卑小な人間であるなあ……との印象が、読んでくれた皆様の心の中に、一陣の爽やかな風のように吹くことかと思う。そんな感じで、近頃秋の足音が近付いて参りましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか。

フェチバトン
Q1:あなたは何フェチ?

なんでしょうか、たとえば好きな人の、向こうをむいて寝ている時の後姿には神が宿っている気がする。と、今の言葉は、「若く可愛い女の子の悶えには神が宿っている気がする」と仰った押尾学さんにインスパイアされた表現でありまして、他のブロガーの皆さんがこの表現を使うことを制限するものではありません。

でも…何フェチかって、ほんとはそんなの…わからないよ!わからないけど、仕方がないから答えてやっているんですからね!あなたのために答えているんじゃないんだから!(ツンデレアピール)

Q2:異性を見る時、まず何処を見る?
顔(即答)、と言いたいところですが、顔ですね。ほら、人は自分に欠落したものを求める、というでしょう…?

というか、ごめんなさい、わかってる。顔って言うとひどい奴だと思われるのは、まあわかってる。でもまず顔、できれば、好みの顔かどうかだ。だって、小学校のときの村田先生も顔を見て話しなさいってゆってたし、それにたとえば、まず胸や尻や腕などを見ます、というのは、もしかしたらそれはそれで同様に失礼なのでは…とも思えるのである。ところで、「内面」は顔の後に来る。内面とやらが先に来ると宣言することは、私が視覚的な世界の制約に囚われている以上、ありえない。視覚に縛られた私にとって、外見+内面=基本戦闘力(異性力)である。この基本異性力、外見値と内面値の合計はまさにケースバイケースで、同じ人間でも評価される相手によって上昇下降を見せるのであるが、さらにこと愛だ恋だという話になると、ブラックボックス化された函数、恋情・愛情を経た値が追加されるため、基本戦闘力の多寡は意味合いが違ってくることは本稿の主張したいところではある。これについてもある種の違和感なり齟齬感を感じずにはいられないのだが。

あとは、自分の肉付きが基本的によろしいためか、一見段階で言うと体型的にはその逆を求める傾向にありますが…まーこれもブラックボックスを経ればあまり関係なくなりますよね。


Q3:最近プッシュ出来る部位

よくわからないと大評判のこの質問ですが、僕もやっぱりわかりませんでした。肉とか答えておけばよいのでしょうか。

Q4:異性の好きな部位5つ

おっぱいー、とか書いて終わらしてしまいたい小学生的衝動に駆られますが、まあ実際好きなのですが、ここで強調しておきたいのは別段私は巨乳好きではないということである!私は大きな乳房を好むと明言してはいない。これは敗北を意味するのか?否!始まりなのだ!
おっぱい好き≒巨乳好きに比べ我が国力は30分の1以下である。にも関わらず今日まで戦い抜いてこられたのは何故か!諸君!我が思想が正しいからだ!
一握りの巨乳好きがメディアにまで膨れ上がって、おっぱい星人などと自称して50余年、我々が自由を要求して、何度巨乳好きに踏みにじられたかを思い起こすがいい。わたしの掲げる、おっぱい好き一人一人の自由のための戦いを、神が見捨てる訳は無い。


っていうかまあ、上記のジーク・ジオンみたいな文章は割とどうでも良くて、実際のところはお胸が相対的に大きくても小さくてもそんなのは関係ないっていうか、そのままの君でいて、JUST THE WAY YOU ARE………って感じで、好きになった人のお胸が好きなお胸です!ということで今、まあ自分で今すごくいいこと言った今、というような気がしていますが、勘違いかもしれません。

ええと…あと好きな部位4つですか?大変だなあ。ええと、足とか目とかおなかとかヒップとかでしょうか。なんかたんじゅーん。というか異性(女性)の嫌いな部位などあるはずもなく、きっと全部好きです。部位ではなく、臓物、とかは基本的に困りますが…。

Q5:フェチを感じる衣装は?

フェチというほどのはないですけれど、まあはいはい各種制服ってことで。女子高生とか好きです。はいはい。僕はそういう男です。あと、どこかの女性向けサイトで「男の子の心をくすぐるのはデニム」みたいなことが書いてあって、ああ確かに、と思ってて、なんだか特に今年お流行りになっているように見受けられる感じの、シルエットが綺麗に見えるデニムのパンツや、デニムのスカートをいずれも全体的にタイトなバランスで合わせていたりする女性のそこそこの割合に関して、ココロの内奥に響き渡るような視覚的魅力を放っている気がする、かわいくて、かっこいいなと感じるので、そういう格好が好きですというか、あれ、でもそれって要するに、単にギャルさんなどの格好が好きなのではといった、たとえば「大塚愛が好き」と公言する人に対し、アアこの人は若い女性なら誰でもいいのだろうねえ、みたいな断罪が発生してしまうような感じと同種の、おっさん的物言いではないのか、とも思えて、あわてて取り繕おうと考えたのだが、所詮取り繕っても僕は僕なので、まあ、なんというか、およそ深遠なるフェティシズムを語るに値しない即物/俗物的な人間すなわち僕の好きな異性の服装としては、僕としては抽象的な段階で言えばやはりかわいくて、少しかっこいい感じの服装がいいと思っているだけなのに、具象化されたそれを語ろうとする時には、女子高生の制服やギャル服などといった、それってなんというか単純に身体のラインや部位そのものが露わになっているというだけが共通点なのではないか、的な服装に還元されてしまうのが、このセカイの悲喜劇なのではないでしょうか。


Q6:バトンを渡す5人

というわけで、前設問にて、自らの、ロケットに搭載された制御システムなどに比べるとチョロQのしくみ程度の単純さしかない嗜好を持っているという事実を、順調にセカイの所為にすることが出来て御満悦の僕なのですが、周りを見渡してみるとバトンを回す人はいませんでした。いませんでした。いませんでした。僕は何を言えばいいんだろう。こんな夜は、もう寝ます。