You should cut down on your pork life mate! and get some exercise!!
ちょいムチバディにニキータも濡れる街角、といった風情の扇情的なキャッチコピーが書店や広告に並び、いよいよモテオヤジ業界も従来オヤジ族におけるデファクトスタンダードな体型である「ちょいムチ」、すなわち平たく言えば中年太りに属する一般的なOYAJI層に向けて門戸を拡げだしたことは、数多ある『LEON』研究家・識者諸君の指摘を待たずとも明白であろう。
かのモテオヤジ大陸にそんなちょいムチ民族の大移動が起ころうとしている昨今、我々はこのムーヴメントが「ちょいモテ」に代表されるLEON思想発信者側の、帝国主義的領土拡大欲動によるオヤジ総LEON化計画の橋頭堡として機能しつつある、といった時代の潮流を想起しなくてはならない状況下にいるわけだが、翻ってまあそんなことは馬鹿げたその場しのぎの小手先の方策を打ち出し実行を強要してくるクライアントの存在くらいどうでもいい話で、僕の身にもセカンドインパクトが起ころうとしていることが目下の最重要課題だ。そう、身体のちょいムチ化である。だから、あのね、このところのロナウドよろしくいささか重量が増した我が身を引き摺り、もうずっと毎日毎日僕のココロと身体のエグいところを今でもまだ締め付ける労働さんに従事して、し続けているのだけど、そんな近況で思うのは、ろくすっぽ運動もしていないので自分のちょいムチ化はむしろ不可避であったかもしれないなあというか、要するに、俺は、まったく、悪くない、ということに関して99%読者の賛同を得られると思い込みたいところである。んだけど、しかし、付随して、ここで言っておきたいことがでてきた。つまり最近、何も、書く暇が、ない。これは困ったことだ。ワンモア、繰り返してみよう。これを読んでいる諸君、特に女性がよろしいのだが、諸君も一緒に声に出して欲しい。セイアゲイン、何も、書く暇が、ない。オーケー、サンキュー、いいハモり。
話を戻そう。ってそんなこんなで、そう、忙しすぎて、日記とか、冗談ぬきでまるで遠い世界の出来事みたいに今の僕には思えるのであって、かつてはあんなに愛し合っていた僕と日記との間にはカレイドスコープ状の異界を感じさせる断絶が拡がってしまっているのである。マジで日記を更新できる間隔がどんどん空いてきてしまっている。1週間、2週間、1ヶ月、1ヶ月以上…着々に、更新しない期間が伸びている。決して、このサイトを放置したいわけではないのだけれど、人間って、哀しいね。そして激務って、厳しいね。
しかし、ロナウドと僕の違いは明白だ。彼はムチってようがなんだろうが彼の仕事であるゴールを決めて、肉の呪縛を断ち切った。つまりちょいムチバディにニキータも街角で濡れている。反面僕は僕の仕事である日記を書けず、贅肉の呪縛はさらに我が身を苦しめる。ニキータは去りゆく。僕は恐怖する。このちょいムチバディを寄る辺なく抱え、そして僕は途方に暮れる。また、さらりと日記が仕事、とか書いてしまったけれど、それはまったくの嘘で、僕が世を忍ぶ仮の仕事と呼んでいる、一般的に想起される「仕事」のほうが実は日記よりも大変なのだった。面倒この上ないことだけど、このところなんや、とか、かや、とかあって、まあ要するになんやかやあって、僕は会社さんにおいてなんだかちょっとはエライ人の真似事などをしなくてはいけない立場になりつつもあり、業務量および心労が右肩上がりの様相を呈しているし、その会社さんもナニヤラ管理社会的煩さを増していたりして、その上でもちろん我がムチバディを見ると泣きそうになったりもするわけで、なんか、もう、みんな、みんな塩の柱になるといいんじゃないかな、って思う。社内会議で真剣に代替労働力としてコピーロボットの導入を提案しそうになる今日この頃。みなさまいかがおすごしですか。ところで日本人のさもしい心性なのか、あるいはいまだ戦後は続いていることの証左なのか、日本って、W杯とかで負けたりすると「戦犯」を求めてしまう傾向にありますけど、そういうのって、よくないですよね。本当、浅ましい限り。そんなわけで、僕はオレンジレンジが歌ってたから負けたんだと思ってます。今更だけど、そこはやっぱり言いたい。テレビつけて、試合前にあの歌が流れてたりすると、そこでもう、あ、負けた、って感じがちょうしてた。あー、ってところでブラジル負けやがった。やった。ざまあ。これでアイツもちょいムチ地獄に逆戻り…!(画面内のロナウドを指差し破顔一笑)