両親眺めるあの娘の瞳 まだ爛々としてる Oh My Little Girl


っていうか娘がなかなか寝ません。いや、新生児は数時間おきに起きるのでどうしたってそんなもんだとは思うのですが、難しいのはやっぱりどちらかというと彼女は夜に目が覚めていることが多いというか、泣き叫んでいることが多いというか、わたしの夢は夜開くのー、くらいの勢いで瞳が爛々と輝き、そういえば昼間はあんなにスヤスヤグウグウしていたのに、夜は寝ないのね……ということです。


するってえと、必然的に私たちの眠る時間は娘よりも少なくなるといいますか、娘の赤子タイムにあわせる形でいい感じに削られていきます。既に妻(娘に忠誠を誓う召使い1号。主におっぱいなど担当)は夜〜朝と一日中続く寝かしつけジハードにくたびれることも多く、結果自らも幼児帰りなどし、大の字に寝転がり手足をばたばたさせてクエエと鳴きながら我も我もと夫(わたし。娘に忠誠を誓う召使い2号。主にミルクなど担当)の出ない乳をねだるなどもしてきますが、まあ、そんな部屋の湿度が5%くらいいやな感じで上がりそうな動きを繰り返す妻はとりあえず放っておき、娘の寝かしつけ戦線に戻るわたし、召使い2号。と、3分くらいしたら奇行に飽きて我に戻る召使い1号。けど、そんな両親の苦労を知ってか知らずか、いやもしかしたら知ってるは知ってるかもしれないんですが、娘ときたら「ワシの夜泣きは百八式まであるぞ」といった按配でなかなか寝ないことが多いです。


いやまあ、近頃はこちらもだいぶ慣れてきて、寝させるコツ的なサムシング……つまりシャイニングおっぱいや究極ミルク砲といった必殺技で寝かしつけに勝利することもそりゃ多いのですが、気をつけないとすぐにゲゲゲという泣き声だったりモロー反射でお出迎え&お目覚めですヨ!そしてまた、本格的な泣き声攻勢が待っているのです……。そうなるとわれわれ召使いたちの選択肢は、時間を鑑みつつミルクを再充填しミルク砲を放つか、シャイニングおっぱいを再発動させるか、はたまた昇龍OMUTSU替え拳などを繰り出すほかはないのですが、一度起き始めるとなかなかご満足いただけなかったりするので、けっこう分が悪いです。あやしても一瞬おとなしくなってまたガン泣きしたりするものなー。ちなみに、モロー反射という語感のステキな言葉を知らない人に説明すると、赤ちゃんの原始反応のひとつで、びっくりしたときなどに両手をビクッと広げて驚いたようなポーズをとることをモロー反射と呼ぶんだモロー。用例としては、「あ、こいついまモロったねー」「モロったモロー」などいう風に使いますよ。


というわけで今日も、君がッ 眠るまでッ あやすのを止めないッッ!