10月8日の日記、ジミヘン

土曜日である。

息子のダンス教室は咳が出ているので大事を取り休ませた。時間があるので近くのGUで服を買う。まあこれ入るだろう、で試着せず買った黒のダメージおズボン的なやつが家に帰って実際に履いてみたら伸びる素材でデブに優しい服であったため履きやすく、割と良かったなあと思った。

子供が二人いるので可処分所得的なサムシングがわたしの中で強い影響力を持っており、結果、子が生まれた時からはそうそう服に投資しないようになっている。最近、というかここ4、5年は、時々買う自分の服は基本GUである。そりゃもう、安いから。

若い時は、アッカンベーみたいな名前のブランドとかポールマッカートニーとモリッシーとジョニーマーがバンド組んだらこんな名前だろうと思わせるようなブランドとか、うっかり買ったりしてた。まあブランド的にはどうにもベタな選択だと思いますが、なんか、昔はもっと痩せてたので着れてたんですよねー…。

あと、シブヤとかハラジュクとかダイカンヤマとかにも出掛け、雑誌によく載るみんなが知ってるような店で、みんなと同じように、せめて、人間らしく……と思いながら、そういえば買うていた。当時は当時で少ない可処分所得からひねり出しており、洋服に投資する配分は、わたしのような非リア充ですら、今より多かったのだ。ちなみに、多かったことが、女性からのポジティブな評価や興味なんだったら好意に繋がっていたという実感は一切なかったことは参考までに付記しておきたい。

今日はギターを習う日でもある。発表会を終え通常モードに帰ったのでテキストに戻る。ワイルドチェリー『プレイザットファンキーミュージック』風、ジミヘンの『フォクシーレディ』風のフレーズを弾く。楽しい。わたしのギターはストラトなので、ジミヘン風のフレーズを弾くと気分が出て良い。現実ではほとんど大量に押されることはないいいねボタンが、心の中では押されていくね。