オカルトマリアージュ'06または水族館でレッツラブ

 エヴァンゲリオンに殲滅された使徒よろしく日記的に完全に沈黙を守っていた格好となった、つまり更新をしていなかったわけですが、皆様いかがお過ごしでしょうかっていうかごめんなさい、皆様のことは割とどうでもよくて、僕は僕が大好きなので自分の話を書きますけど、つい先日誕生日を迎えまして、ええと、そんなわけで30を前にした当時の中澤裕子さんの気持ちがわかる年になりました。ということはそろそろ妖精とかになってもいい頃合なわけで、それこそ10年前の僕らは胸を痛めてエヴァンゲリオンとか見てたのに……思えば遠くへきたものです。

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葛西臨海水族園レポート
「LE魚ON」艶魚たちのちょい不良情報誌
 先日、誕生日近しということで遊びたいのであるというわけで葛西臨海水族園に行ってきました。行く前に、ここって誰が建築手がけたんだっけ?とその手の学科出身の妻に聞いたけど彼女も度忘れで思い出せずだったので、後日調べてみたら谷口吉生さんでした。ってまあ、僕は詳しくないからあまり知らないけど、あれな、ニューヨーク近代美術館とかの人。そういやこないだオペラシティで「谷口吉生ミュージアム」って、見た気がする。なんかこう、建築のひとの本とか、まあその手の学科出身の人間がいるということでウチにはちょこちょこあるんだけど、やたら大仰で難解なことが書いてある上に、難解なその語彙に奴らが宿りそれが結実したものがあの建物だったりするのかー、とか思うとすげー、よくわかんねー、なんて感じでかなり楽しいのですが、いや、それはともかく、葛西臨海水族園にいたお魚さんたちはことごとくおいしそう……というか、マグロだのアオリイカだの、普段なら魚屋の店頭ラインナップを飾ってそう率が劇的に高かったため、魚が食べたくてしょうがなくなる実に狡猾なツクり。まあ結局、その夜は魚を出す店が閉まっているなどアテが外れ、肉を食べてそれでも結果オーライだったので人間とか因果律ってふしぎです。
シュモクザメ萌え


 それにしても、葛西臨海水族園はよかった。マグロには隠された第1背ビレがあって、曲がる時などにピョコンと飛び出し姿勢制御に役立つなどのお魚情報を得てすごいと感銘を受けたり、サヨリの水槽を指差して「ほら、あそこにいるのが右からサヨリ1号、サヨリ2号…」とか言っていたら妻に「うるさい」と怒られたりしたのが主な収穫でした。諸君、私は水族館が大好きだ、凶暴な面構えの鮫が水槽内を徘徊する姿など絶頂すら覚える、というわけで僕的水族館ランキングはいまのところ「ウォータールー≧新江ノ島シーパラ≧葛西臨海>サンシャイン>エプソン品川アクアスタジアム≧品川水族館」ってところです。いつかジンベエザメ見てー。

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 ところで話は変わりますが、このあいだ妻の口から「私は霊感の強い血筋」「自分が快く思ってない人がなぜかひどい目にあったりすることがある」などのスピリチュアルな新事実を匂わせる発言が……。普通に気のせいだろっていうか単なる妄想な気はするものの、なぜそんな話を僕にするのか不思議で仕方ありません。恫喝や脅迫といった単語がリアルに脳をかすめます。「私に逆らうな」という婉曲表現なのでしょうか……。みなさん、我が家に霊的独裁主義がはびころうとしています!みなさんも、くれぐれも僕の妻の逆鱗に触れないようにしてくださいね。それでは。また。