どうして男の人は“愛してる”のかわりに“卵”と言えないの?

 映画『ひなぎく』を観ました。古いチェコ映画、ということです。内容は、これから観る人もいるかもしれないので詳しくは触れない(詳しく触れる力量がないともいいます)ですが、主役の彼女たちが男(っていうか社会?)から「見えない存在」にされてたりするあたりとか、最後の方は結構わかりやすいけど、全体的に言うと別段わかりやすくはないです。キャッチには「彼女たちを見て元気にならない女の子はいない」なんて書いてあったけど…別にだからといって徹頭徹尾ハッピーキューティー女の子の願望が詰まってます!って感じでもなく、キューティーはともかく、ハッピーは少なめに見えましたよ。元気にはなりそうですけど。あと最後の字幕はインパクトありました。でまあ、映像の方はとてもわかりやすく凝ってて、2004年の今観ると、おや?という部分もあったけど、わかりやすいのは素晴らしいというか、剥き出しの自由を感じるっていうか……うわ、意味がわかんないのでここらで止めます。かわいい映像なことは確実。ただそれだけでも観ることが出来る映画なのかも。僕は全体に漂うおしゃれっぽさより、話の後ろに流れてるっぽい暗い感じの方が気になりました。
 …このいかにも頭の悪そうな感想から言えることは、僕はたぶん映画を観なさすぎだってことだ、と言いたいんですが、そういう問題じゃなくて単に僕の頭が悪いだけって可能性の方が宇宙開闢レベルの勢いで高いです。ともあれ何回か観返してもいいかもって映画でした! うわ、ほんと何も言ってないなこの文章。