旅行レポート:1

 旅行に行ってました!故に、更新など止まっていましたが、再開します。それじゃあまあ、旅行記など書こうと思います。箇条書きっぽく。

一日目
●鎌倉
 GWは旅行へ行こう、鎌倉なんて近場で良いね、そうだ鎌倉行こう、いざ鎌倉、との思惑を秘め、朝十時半くらいから気合いを入れて出発しようとするも、ビデオ返却を忘れていたことに気付き家に戻ったり、財布を忘れる愉快なサザエさん的展開を見せ家に戻ったりと快調すぎる滑り出しでイッツアパーフェクトデイの予感。結局十時五十分くらいに出発し、十二時前には鎌倉駅着。事前に宿を取っていないというなかなか計画的な一面を僕が発揮していたため、宿をとりあえず確保してから散策へ。

鶴岡八幡宮
http://www.hachimangu.or.jp/
 何年前だったか、七年くらい前かなあ、初詣に来たことがあるのだけど、それ以来の往訪。ひとまず御神籤をひく。結果は吉。また、宮内にて結婚式が行われており、野次馬根性で観察したところ、新婦側の親戚筋と思しき面々の中に、あと二歩ほど突っ走ればまるで25ansから抜け出してきたかのような勢いであっただろう、というような気合いの入りまくったお姉さんを発見し、あれこれ分析した。あと、地方からの修学旅行生だろう、もう十数年ぶりくらいにボンタンを履いていた中学生ヤンキーを発見し、懐かしさなどから小躍りした。彼のあのボンタンは、ベルトを通す部分がバッテン印状になっているに違いない…! と、なんやかやでけっこうカオスな場所だった。

・ミルクホール
http://www.milkhall.co.jp/
http://www.pocket.co.jp/raku/068.html
 アンティーク家具が小気味よく置いてあったり、まあなんだ、大正っぽいというのか、なかなか雰囲気がよろしいですね、という感じのカフェ。カレーライスが相当美味だった。また来たい。

建長寺
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/stroll/scene/kenchoji.htm
 鎌倉五山のひとつである建長寺。木々が精密に組み合わさり構成されているさまを見て、昔の建築はきちがいじみているなあと考えた。構造計算とかどうしてたんだろう。ちなみに、寺の奥までずんずんと歩き進んだら「天園ハイキングコース」というルートにうっかり入り込んでしまい、山登りを余儀なくされ、そのあまりの距離や傾斜に身体は悲鳴を上げ、天園というか天国に昇りそうに…。相当急な山道だったので、足を滑らせて頭とか打ったら本当に天国に昇れたんじゃないかなあと思った。これを毎日昇り降りしてればそりゃ修行になるだろう。が、まあなんにせよ、終わりよければ全てよし、頂上からの景色はとても良いものだった。傍らにいたフランス人観光客が景色を眺め、それに関して何やら、「ミーの国、おフランスとはこれこれこういった部分が違うでセボン…」というようなことを言っていたようだったが、学生時代にフランス語になかなか苦しめられた記憶のある僕の脳では彼らの言うことはほとんど理解できなかった。なお、BでBOYなやんちゃガイとギャルギャルしいギャルの人、というカップルも件のハイキングコースを歩んでいたんだけど、二人とも悪態を吐きながらも最後まで昇っていて、なんだかんだで景色に感嘆の声を上げていたのがなんだか微笑ましかった。そういうの、なんかいいなあ、と思う。
 下山後、北鎌倉の駅まで歩き、そこから電車で鎌倉へ戻り、夕食。

・コアンドル
http://gourmet.zubapita.com/item/200/i1666848/
 夕食。お味の濃厚なデミグラスソースを用いたビーフシチュー、二千九百四十円也、などを食す。ちょっと高いな…と思うものの、美味しさは結構なものだった。アール・デコやらアール・ヌーボーやらの調度品が店内を飾っており、それらのものは購入も出来たとのこと。なんか、日本ではあまり有名ではないらしい人が作った壺が二つほど置いてあったようで、それが日本にあるのはなかなか珍しいことだったらしい。だけど僕はその人の有名度を知らない上に、割にエキセントリックな壺だったこともあって*1、もしかしたらこの壺は幸運を呼ぶ壺としてオーナーが騙されて購入したものなのでは…?という考えが頭を巡り離れなかった。
 鎌倉駅まで戻り、バスで移動。宿のある小坪へ向かう。

・小坪
 宿泊した民宿があった場所。小坪は逗子マリーナの近くにある。逗子マリーナの方は、テニス遊戯などに興じるプチブル的、大学のインカレサークルで来ちゃいました的、それでもってサークル合宿の夜には女子と一悶着ありますぜHEHEHE…的、東京エイティーズから漂うアレな雰囲気的な痒みを伴う空気を体現していたのだが、一歩道を隔てて小坪側へ入るとどっちかっていうとアジの干物的、蟹工船的な、絵に描いたような漁港だったので何かの縮図を見たような気分に…。
 民宿近辺はものすごいワンダーランドっぷりを発揮しており、僕の中で今回の「夢の中やRPGに出てきそうな町」部門第一位に輝いた場所でもあった。小山の斜面に町が形成されており、車も入れないような、人がすれ違うのさえ困難な細い道がいかにも迷路然と入り組んでいたのだが、直線距離にして百メートルもない場所へ向かうのに、大外を迂回したりああでもないこうでもないと歩いて、二十分くらい迷ったよ! 無限回廊かと思った…。道が繋がっていないようで繋がっていたり、繋がっているようで行き止まりだったりの繰り返しで、更に夜中だったので路頭に迷う怖さ倍増。なんとか民宿にたどり着いた時は快哉をあげたものだ。ちなみに民宿にいた犬が大いに愛らしかったのと、テレビが百円投入式だったのも印象深い場所だった。

 というところで一日目、おわり。

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追記:関係ないけど、「小坪海岸」で検索したら
http://sp.gavie.jp/xc/gbase/disp/7591
こんなものが引っかかり、びっくり…。あそこから更に色々進むと、どこかにそんな感じの場所もあるんだなあ…知らなかった。そういえば、民宿で朝食を食べていた時に、宿泊客の中にちょっとマッチョな男性二人組がいたのだけど、あれはもしかしてそうだったのかな…(偏見…)。あと、近辺にはちょい怖い怖いスポットもあるみたい。確かに山の上とか神社があって、その辺、かなり暗がりの藪道だったりして、道理でちょっと怖い雰囲気だったような…。って、ま、まあ、別にそこへ行ったわけではないのできっと平気だと思います。というか絶対心配ない。いやまじでまじで。

*1:なんだか作者がおクスリにはまった後に作られた作品だったらしい