Hey Everybody 今年の冬は 誇らしいと 誰からも言われてみたい気がする

 先日買ったロッキング・オンに載っている「特集:ロックのトリビア300」が楽しいです。というか、僕はそういう、ロックな世界に生息する人たちの小ネタが大好きなんです! ところで僕は数ヶ月から半年のスパンで、自分の中に「ロックになりたい」みたいなよくわからない衝動が沸き起こってしまい、結果あたまが沸いてくる感じになるのですが、まさに、今、沸いている最中で困っています。ロックな存在になりたい…あいつはロックだと言われたい…。そのような想念があたまの中の方からじんわり表層の意識へ染み出してゆくような感覚に囚われ、今日はうっかり会社のホワイトボードに「外出」と記入して放浪の旅(別名:SABORI)に出るというロック行動を取ってしまうところでした。あぶないあぶない。ところでロックといえば、季節は僕の大好きな冬へと差し掛かり、コートが手放せない時期になってきましたが、この冬は、つんく♂さんにロックヤナ!!と褒められるようなコートが欲しいな、なんてことを思っています。別に今すぐ欲しいってわけじゃなくて、1月あたりでもいいですけど…。ちなみに、まったく関係ないけど、いやもうほんと全然関係ないんですが、僕の誕生日は1月31日……まあいいや、以下、いくつかの興味深い、ロックぼんやりエピソードを紹介します。

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スミスの「フランクリー・ミスター・シャンクリー」とは、ラフ・トレードを設立した社長ジェフ・トラヴィスのことである
モリッシーノエル・ギャラガーに「一緒に万引きしに行こう」と葉書を出したくせに、ノエルが訪ねてきても、玄関に出なかった
 ちなみに、「フランクリー・ミスター・シャンクリー」の歌詞を一部抜粋すると、

Frankly, Mr. Shankly, this position I've held
It pays my way and it corrodes my soul
Oh, I didn't realise that you wrote poetry
I didn't realise you wrote such bloody awful poetry, Mr. Shankly

てきとうな訳:率直に言いますと、ミスターシャンクリー、今の状況は僕の魂をむしばんでゆくのですよね…。ああ、え、あなたに詩を書く趣味があっただなんて知りませんでしたよ…というか、こんなにどうしようもない詩を書いていたんですね、僕は知りませんでしたよ、ミスターシャンクリー。

こんな感じなので、それを公に発表してしまうのはやっぱりすごいというかチョッピリ大人げないというか…。僕も日記で、モリッシーみたいにいろんなことに毒づいてこう、それがロックなんだから!と思わないでもないのですが、やると嫌われそうなのでやりません!いや、というか、そもそも毒なんて僕にはありませんし…。人畜無害をウリにここまで生きてきました。よろしくお願いいたします。
 あと、モリッシーさんは居留守を使わない方がいいと思います。


AC/DCのフロントマンだった故ボン・スコットはコンサートを終えてひどく喉が渇き、ボトル1本を一息に飲み干した。後で見てみるとそれはバーボンではなく、アフターシェーブ・ローションだった。
 こういうぼんやりエピソードはいいですね。


コートニー・ラブは勤め先のストリップ劇場が閉鎖されると、16歳で日本から国外へ送還させられた
コートニー・ラブはスーパーでキッスのTシャツを万引きして捕まったことがある
 コートニーは何やってるんだ…。しかしロックやなあ。


オジー・オズボーンはコウモリの頭を噛み切ったことがあるが、それはステージの照明で気絶したコウモリをゴム製のおもちゃだと勘違いしたためだった
オジー・オズボーンは屠殺場で働いていたことがある。必要な金を稼ぐためには一日250頭殺さなくてはならなかった。
 御大オジーさんのコウモリ喰らいは有名ですが、こんなぼんやりエピソードが背後に隠されていたとは。オジーが「やべーこいつ生きてる」などと内心焦りながらも引き下がれず噛み切ったことを想像すると、実際展開されていたのは凄惨な光景のはずなんですが、少しばかり失笑というか…。ただまあ、コウモリさんはとてもかわいそうですね。


マイケルジャクソンが2億ドルとも言われる借金で次第に逼迫しはじめた頃、最初に消えたスタッフはネヴァーランドの象の調教師だった。
 これすげーおもしろい。


アルバム『バタフライ』でのソニーの働きにいたく感銘を受けたマライア・キャリーは、レーベルにプレゼントとして首に風船をつけた子羊の群れを会社に送りつけた。
 マライアさんは完全に良かれと思ってやってそうなところがぼんやりしてていいですね。ちなみに、世界を滅ぼすのは善意だ、って僕はどこかで読んだことがありますよ!