魔法を信じ続けるかい?

 ニューイヤーオープンましてコングラッチュレーションございます。この日記を放置していたらいつの間にか年が明けてしまいましたが、振り返ってみれば昨年2006年はここを16回しか更新していないことに気付きました。あんまり更新していない主な理由は、「労働が忙しい」以外の何者でもないのですが、昔は毎日のように更新していたのに、しかもあんまり更新しているもんだから「今日はあえて更新を止める(これ以上暇な人間だと思われるのは耐えられない)」といった脳の具合がかわいそうな感じの動機からわざと更新しなかったりしていたくらいなのに、今のこのペースは少し寂しいですね。今年はもう少し書こうかな、と、いうことは、少しだけ思っていますが、たぶん無理です。


 ということで、年も明けてしまったのでとりあえず今年の抱負・目標的なところを挙げておきます。






まあ、特にヒネリなどはなく、読んで字のごとくです。お金は普通にもっと欲しいのはさておき、ダイエットに関しては何年も言い続けてる気はしますが、今年こそ本気でヤバい。というか、去年からヤバかった。なのでいよいよアポカリプス、ラグナロク、ジハード的なダイエット闘争をしないと自分が自分でなくなってしまいそう……といった、日記を介して自己同一性の揺らぎを演出することで繊細な雰囲気を醸し出そうとする僕ですが、ここ最近は「桜蘭高校ホスト部にちょう入りたい」というキスキスフォーリンラブな妄想を思い描く状態のハイウェイに乗りつつ過ごしているのですが、つい先日、「中学校の同窓会」というデススメル溢れるイベントに参加いたしました。


 同窓会では、15年ぶりにお会いする御仁たちとお顔をあわせたりなど、なかなか楽しくはあったのですが、個人的に、何より興味深く拝見できたのは、かつての女子たちが15年という年を経て「女」へと移り変わったこの2006年の現状、つまり、10年前の僕らは胸を痛めてエヴァンゲリオンなんて観てた世代でありさらにドントトラストされてしまうようなオーバーサーティに突入する年齢となっても相変わらずな僕らと同じく、確実に年輪を刻んだ女子たちが織り成すヒエラルキー地殻変動ぶりでした。っていうか、女の人たちは15年前と違ってバリバリと伝説を創り上げる勢いで化粧してるから誰が誰だかわからないことが多くて、あとなんか、世相を反映してかアデージョ様な格好をした女性が多かったため、はて、君の名は?的な混乱が数多く僕の身には起こったのですが、そんなことはさておいて、主題は中学デビュー組と高校以降デビュー組の間に流れる微妙なアトモスフィア。中学デビュー組というのは、勿論所謂かつてのヤンキー女子であって、既に子供が3名存在していたり、夫婦関係のエンドを意味する「バツ」という記号が気がついたら付与されていたり、外見的に最もアデージョ度数が高かったりする一方、高校以降恐らく大学かそこら以降のデビュー組のキーワードは僕が大いなる偏見の目で見た感じ、いまだ「なんかがんばってる」「愛され系を意識していそう」「(過去と比べて)ハジけた自分の演出に余念がない」「男への接し方がなんとなくキャバっぽい」といったところ。当然、両者の食い合わせはそこはかとなくよろしくない様子で、そうなるとやはり、中学デビュー組女子から高校以降デビュー組女子に対して「(ハッ、っていうスタンスを顔に浮かべながら)●●って、なんかカワイくなったよね〜〜」といったセリフも飛び出そうというもの。ああ、あの瞬間、場の空気が山椒のようにピリリと振動するのが見えた。俺には見えた。例えばあの娘は透明少女。ってことで、なんだか世の中ってふしぎなデスメタルが奏でられているみたいですね。


 なんて光景を記憶にとどめつつ、あとクリスマスには、妻へのプレゼントとしてねんがんのニンテンドーDSをてにいれました。近辺には売っていなかったので、『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイばりに四方八方手を尽くし、権力を駆使して、会社の部下の地方在住の知り合い(僕とは一面識もない)にDS購入と送付を強要するといった蛮行に出た結果、無事に入手することが出来ました。というわけでまあ、今年もそんな、いいんだか悪いんだかよくわからない行為と日記を重ねつつがんばってゆきたいと思います。