10月5日の日記、ゴール設定

今、話したい誰かがいる。もとい、今、離したい案件がある。

とっても面倒な自グループ案件なんだけど、新規事業のため見切り発車が多く対応が皆アジャイル的、というステキな案件であり、かつ複数社がしがらみ、組んず解れつ、目先の皺寄せがWebに来る、予算無い、中で要求が膨らみ続ける、的な、ありがちスタイル。

これまではこっちの対応がファッキン低レベルだったのでその是正優先で動いていたけど、そろそろ反撃の狼煙をあげる時なのでやろうと思っていた戦略整理に手をつけ出した。

まず、事業ゴールが曖昧だ、ゆえにターゲットユーザー像とそこに提供するベネフィットが曖昧だ、よって目的が●●な機運の醸成、といった感じで具体的な内容では無い、だもので集客の手法もコンバージョンシナリオも甘い、コンテンツが上から目線でユーザーニーズへのアジャストないしナーチャリングに至らず離脱を招いている、継続接点が弱い、といった仮説が考えられるので、各曖昧ポイントと実情のギャップを明らかにしてそれを埋めるための方策とロードマップを敷く必要がある、と考えている。

加えて、この案件に関わるメインスタッフが一名退職する、もう一名は案件離脱を強く望む、など風はアゲインストであり、またこの案件に関わる限り別件で売上を立てるリソースがなくなる、といった常闇事情もあるのだが、まず戦略のロジックを事業オーナーと握り、しかる後に複数社のしがらみを論と情で整理し再配置をしないといけない。そういうまっとうなアプローチが逆に全体最適の近道になると信じてコトにあたるしか無さそうだ。

別にやる義理はあまりない。が、逃げちゃダメだマインドの発露が今、わたしに求められている。というか、わたしがわたしに求めている。だから今、離したい案件ではあるけどやっぱり離さない。今、話したい誰かがいるから。

齢を重ねるとどうも、普通に日記を書くと、こういう内容になるんだよなあ。