んー…

 用事があった為ちょっとしか見ることが出来なかったのですが、昨日ハロモニ「四休さん」において、「語尾に“ション”のつく言葉(例:informationなど)を挙げる」というゲームを展開していまして、このゲームにおいて手詰まりそうになったらスウェーデン代表、ひいてはスウェーデン人の名前を挙げていけば勝てる!と思いました。アンデションとかラーションとか。あと語尾に“ビッチ”のつく言葉なら旧ユーゴ代表の名前を挙げていけば多分勝てます。と、そんなことは比較的どうでもよろしい!
 いわゆるビジネス文書を書くのが苦手です。冗長になってしまいます。自分のその冗長さはビジネス文章のみならず、ビジネス的会話、そして通常の会話にも表れ、もってまわった言い方になり、多くの人を苛立たせます、きっと。時折、少なからぬ人は、僕のそれを礼儀正しいとか、優しいだとか言いますが、また少なからぬ人は、僕のそれに批判的だったように思います。あと自分で苦手とか言ってるけど、苦手というのは何か、本当は出来るのだけど、やらないだけ、というようなニュアンスを感じて、なんだかよくない気分です。
 そういうの考えてると疲れる…。帰りの電車の中で、CDを一枚聴き、本を二冊読み終わったので、それについて書きます。

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●『蹴りたい背中綿矢りさ ISBN:4309015700
 ようやく読みました。僕はクラスの皆がドラクエを解き終わってからそれを借りて解くというような、つまりはそういうタイミングでもって騒がれた作品に接することが多いので、まずそのことを読む前に思い出しました。あ、そうだ、作品の話でしたっけ。
 僕がこのように書くと、君はわかってないねえ、って感じがものすごくするんだろうなあ、と思いながらも書くと、ああ、この感覚か、といった、高校の教室の、鉄の扉に囲まれた六月、あの空気の感じが身の回りに満ちてゆくような感覚をおぼえました。僕の高校には男しかいなかったけれど、高校の頃から連綿と続くあの、空気の流れが違う雰囲気を確かに感じた気がします。というより、男子校の閉鎖性はここで書かれている感覚に近いものをある種の人間に与える気がするんですけど…いや、まあ気のせいかも知れません。「中学の頃の友達が、新しい友達とより友情を深めるための道具に自分を使った」り、そういう書き方は、自分にとって心地よかったように思います。本当にさして留まりもなく、ざっくりと読めました。
 そんで、ああ、高校、高校ね。もう随分と昔です。一番えらい連中は、ホットドッグあたりに載ったりするんだよね、確か。そんでDJとかやってたっけか(この辺に時代を感じる)。そしてオタクは、教室世界と隔絶しながらも、世界がそこにあるんですよね。そして普通の、気の良い、好ましい笑顔で日々を過ごしている連中、僕は彼らが好きだったけれど、時折厭だったなあ、と思い出しました。あれ、そんで僕はどこにいたんだっけ? 憶えてるような憶えていないような。
 ところで、僕は何故この作品の彼女が彼を蹴りたいのか、正直に言えばよくわかりませんでした。自分の中でわからなかったものはそのままわからなかったと書きたいです。素直にわかりませんでした。僕のことを「苛めたくなる」って言った男の人たち、女の人たちが今に至るまでいくらかいて、そういや今もいますが、どうなんだろ、それってこういう?気持ちなんだろうか。
 あと、おもしろいかおもしろくないかを言っていなかったので言うと、面白かったです。

●『ヴァージニア・ウルフ短編集』ヴァージニア・ウルフ ISBN:4480035141
 解説を読んだところ、意識の流れをそのまま小説化した、というように書かれていましたが、道理で読み進めるのが困難でした。ストーリー、といったものは把握しにくかったです。ただし、描写はとても巧いと思ったし、時折とても、感嘆するような文章に出会えました。冒頭の作品「ラピンとラピノヴァ」や、「青と緑」という綺麗な小作品など、そういった意味で良かったです。この人の本は初見だったんですけど、もう少し他のを読んでみようかな、と思わせる本でした。

●『GIRLFRIEND』MATTHEW SWEET ASIN:B000026Y38
 以前、友達が、一番好きなアルバムとしてこれを挙げていました。ぼんやりと聞いていると聞き流してしまう可能性もありますが、意識が飛ばない時に聴くとその甘さ、締め付けられるような甘さが真に迫るアルバムだと思っています。

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 やばい、明日も早い。仕事は自分の所為でかもしれないけど、進まない。そんなこんなで僕の労働力には価値がないのじゃ?って思うとやるせないですが、でもさしあたり、個人的な目標があるのでそれに向かっていかないとなあ。ひとまずそのための労働、ってことになります。何ヶ月かかるんだろう。や、でも、僕だってやるときゃやらなきゃ男の子、なのでやります。まあ徐々に進んではいるし。