日記書きの妻は電気オカルトの夢を見るか？

小学生くらいのとき、僕は夢の中ですごくおもしろいゲームをやったことがあって、まあ、それの何がおもしろかったかというと、その夢ゲームが子供心にすごくすごかったからなんですが、何がすごかったかというと、夢ゲームのベースはファミコン版のFF3だったのに、夢の中では絵的にFF6くらいのランクアップを果たしており、小学生の思い描く理想のゲームがここに具現化！みたいなすごかった感があったことです。

ですが、起きてみれば当然そんなドリームゲームは雲散霧消……。えっ？と普通に思って、ベッドの下の収納にカセットがいっぱいあってその中の1本にアレはあったはず…とベッド下収納をあさってみたものの、そこには夢ゲームは存在せず、というか、そもそも現実セカイにおいてはファミコンのカセットをそこに収納していなかったのでゲームにまつわるものは元々何も無かったのです。その瞬間、少年の中には、どうしてゲームがなくなったの？ゲームはどこに消えた？といった疑問が沸々と湧き上がり、なんだか売れそうなビジネス書が書けそうなスメルを半径5メートル以内くらいには漂わせてしまうこととなったのですが、結局ゲームはもちろん見つからなかったし、売れるビジネス書は少年によって書かれることはありませんでした。まあ、その代わり、数年後、ベッド下収納には性的な意味ですごくすごい本などが少年によって格納されるという現象が発生することとなったのですが、それはまた別のお話なのでその顛末に関しては今日はヒントを出すだけに留めたいと思います（ヒント：あっさり親にバレた）。

ともあれ、あの時、僕という名の少年は、夢と現実の区別を知ったのでした。あんなおもしろいゲームが夢の中での出来事でしかなく、ホントは出来ないなんて…と少年は涙し、っていうと大げさかもしれませんが、実際ちょっと涙目になり、現実の厳しさを知った……。と、まあ、これはマアマア美しい話と思うんですよね。ニッポンが美しい国になりそこね、牛丼の器にはテラの単位で豚がのせられるThis ご時勢でも僕の夢は値引きしません！この美しい話を、こじゃれていつつも恋空バリに切ﾅｲ感じに仕上げてもらい、映画とかにして、みなさんが可愛いあの娘と一緒に見に行けば感動の嵐、きっとうまいこといってその夜はケダモノの嵐…という感じでドリームナイトを過ごせることと思いますから、そこから導き出される解答としては簡単に言うと貴様らの年収の20%をください。

って、何が言いたいかというと、そんな夢のピンハネ生活…いやもとい日記の話なんですが、ホント日記書けなくなっているんですよ。最近。ホントに……。

そんな書けなさ加減が、昔見た夢のあの感じ、夢の中では出来ていたのに…みたいな感じと似ていて、思わず長々と書いてしまったんですが、でも、いろいろあって普段結局何も書けないんですよね。ってなると、今日のこの日記も実はやっぱり大いに悩んでいていて、苦しんで、もう書くことないし…レビューとかすればいいのか知ら…と思って、食わず嫌いで読んでいなかったハチクロ（中国ではハチの巣にされた黒人のことをこう書く）を半年くらい前に読み漁ったのでその話を書こう！と思ったものの、手がビタイチ進まなかったので断念。急遽夢の話に逃げました…。ちなみにハチクロはまあ結構面白かったものの、現実にこういう奴らがいたら…と思うとリトル苛立ちを感じたんですが、それにしても、やっぱり、日記って、続けて書けるある程度のパワーがなければ厳しいですよね…。っていうかなんか、かつてはそれなりの日記力を操っていたと自負していたのに能力を失ったキャラ、みたいですよねー、これって。ほらあの、アニメとかによくあるやつ。いやー、なんていうかがんばります。

というところで今日の妻情報なんですが、妻が今朝「いい夢を見たのであなたにぜひ報告したい」とのたまいました。そうなると僕としては、「それはやはり、僕と君のライフがハッピーな感じで展開し続け、今はまだいないけど子供たちなんかもいたりして、さらにもう立派に育ち独り立ちの年齢だったりして、これからはまた夫婦二人の時間が過ごせるね…的なナイスドリームを見たってことかい？」なんて思ったりしたわけですが、妻いわく「えーと、なんかパソコンを使う夢だったんだけど、ログインするためのパスワードがロシア正教の逆真言で、入力後マウスで五芒星を10回描かなきゃいけないの」と上目遣いで言われました。これは実話です。オカルト＋デレ＝オカデレ。新ジャンルが誕生しました。